先日、銀座の小学校で
アルマーニ監修の制服を導入するというニュースが
話題になりました。
小学生の制服で、セットで8万円もするなんて
その価格にはとても驚きました。
それに小学生ってことは
多くの場合、途中での買い替えも考えると
ますます経済的には大変なことです。
ですが、そんなニュースの中でサラッと紹介された
公立小学校の制服の着用率に、私はもっと驚きました。
だって、20パーセントちょっとというじやないですか!
私の中では、小中高の間は制服が当たり前でしたので
この着用率の低さに驚きました。
全国的にみると制服を採用している小学校って少ないんですね。
調べてみるとどうも地域差があるようです。
年代別の着用率に大きな差はないものの
中国・四国地方では、60~70%であるのに比べ
関東・東北地方などでは、10%前後となり
関東なのでは、私服の方が当たり前のようです。
私は、広島県で生まれ育ち
そこから大して出ることもなく40後半を迎えています。
なので、そういえばテレビドラマに出てくる小学生は私服だったな
と、思い出してみたりしています。
改めて思うに
自分の知っている世界は
とても小さいものなんだと痛感します。
私の中の当たり前は
全然世の中の当たり前でもないし
よく言う「普通」でもなかったんだということです。
話題の焦点となっている
小学生にそんな高価な制服は必要かという問題では
私はアルマーニである必要はないと思います。
もし、私の子どもが通うのであればと考えると
経済的に負担の少ないものを取り入れて欲しいと思うでしょう。
その問題とは全然別のところで
私は思いがけず、自分の住んでいる世界の小ささに
改めて気づくことが出来ました。
自分の常識なんて大したことないですね。
今、自分のいる世界がすべてだと思ってしまうから
息苦しかったりするのでしょう。
でも、そんな事はさして気にすることなんてないなと
しみじみと思った今日この頃でした。
それではまた。