実家の庭に草が茂ってきました。
父は、腰が痛くなるからと言って一本の草も取りません。草を取らないのは年を取ったからではなく、昔からなので、取りたくないだけなのはわかっています。
それなのに、草が生えたままでは恰好が悪いといいます。
では、シルバー人材センターや庭の手入れをしてくれるところに頼んだら?と言うと、それでは、割に合わないと言います。
結局、娘たちにとってもらうのが、父にとっては一番いいわけです。お金を払わずして綺麗になるわけですから。
そんなことが実家であった後、我が家でも草取りに掛ける時間がもったいないから、草が生えないような施工をしてもらってはどうかという話が持ち上がりました。
草取りに掛ける時間は無駄なのかな?
以前は、私もそんなことを思いながら草取りをしていた時期もありました。
何を生み出すわけでも無い、この草取りにかける時間をどうにかしたい!ってね。
でも最近は、そういうおうちのお手入れも生活の一部で、それこそが生活なのではないのかなと思うようになりました。
自分の周りを心地よく整えておくことって大切だと思うんです。
なので、休みの日の朝は、涼しいうちに頑張って草取りをします。
好きなラジオを聴きながら、時には一人でニヤニヤ笑ったりしながら黙々とこなします。
取った草の積みあがった山を見て、お~今日も頑張った!と小さな達成感を感じます。
生活に掛ける時間を大事にしたい
何かと忙しい毎日ではあります。
時短という言葉があるように、一つのことに掛ける時間を短くすれば、もっとたくさんのことが出来るようにはなります。
私はどちらかと言えば、テキパキと物事をこなせる方ではありません。
一つのことに掛ける時間を減らしてたくさんのことをするよりも、いっそすることを減らしてしまおうと考えるタイプです。
そんな中でも、草取りって何も生み出さない無駄な時間のような気がするけれど、自分の家を整えている大事な時間なんだという意識に変わりました。
最後に
草取りをしたからといって、面白いアイデアが思い浮かんだ!というような出来事は今のところありません。
綺麗にしたからといって、誰も褒めてはくれません。
それでも、草が一本も生えていない綺麗なお庭は無理だけれど、まあ自分が許せる範囲くらいでは綺麗にしておくと、心が落ち着くような気がします。
そして、草をとってほぐれた土のところにはスズメがたくさんやって来ます。割と近くまで行っても逃げません。
チュンチュン言って、ウロウロしている姿はとても可愛いです。
そんな可愛いスズメの姿を見ながら、考えた今日この頃でした。
それではまた。
